[23C3] 力を抜いて力が出る？脱力＆流体パワーを体感するヨーガの実践

ヨーガや禅などの「道」って、常識や分別を覆す、逆説的なことをたくさん内包していて面白いです。 そのうちのひとつが「脱力」。 「脱力」するとパワーが生まれる。「え！？力を抜いたら、力が出る？そんなわけないでしょ・・・」 いやいや、これが結構本当なんです。 「ヨーガ・スートラ」でも、「プラヤトナ（緊張・努力）を緩め・・（II-47）」と書かれていますよね。 力んでいる状態は、いわばアクセルを踏みながらブレーキも同時に踏んでいるようなもの。 せっかくアクセル踏んでるんだから、ただブレーキを外してやればいいんです。 ブレーキを外すコツさえ掴めば驚くほどのパワーが出てきます。あんなアーサナもあれれ！？ってできたりするかも。 アーサナだけでなく、力が入りすぎたり、それによって余裕がないときって、ものごとって上手くなかなかはこびにくいですよね。 だから、もしかしたら「脱力」のコツを掴めば、人生の切り開き方が直感でわかるかもしれません。 白隠禅師の坐禅和讃でも、「衆生本来仏なり　水と氷の如くにて」とあります。 本当はみんな誰でも唯一無二の存在だけど、氷になってみたり、水のようであったり。 でも、氷は固体であるが故に、あちこちにガチンガチンと当たって、どうにもこうにもならない。いわば力が入っている状態。 水は流体だから、どのような容器にも臨機応変になじんで、自由自在です。 あなたは氷がいいですか？それとも水がいいですか？ このセッションでは、「脱力」、「流体」、「無為自然」などをキーワードに、あなたの人生や生き方に響くヨーガを楽しくプラクティスします！